ほぼ自力で、学校を決めステイ先を決め、飛行機の切符を買い、学生時代に友達と行ったことはあるものの、一人きりの二週間のフランス滞在は、ものすごい経験であり、大変なことではありましたが、宝物のような経験になり、出会った人、フランス語の授業、遠出の旅、滞在先の家族、フランスの風景、すべてが強く印象に残り、帰国して考えたことは、自分がこれからどうするか、どうやってこの大切な経験を自分の中で処理していくのか?ということでした。
ただ、強く思ったのは、日本のことを外国に伝えられるようになりたいということで、英語もフランス語ももっとできなければならないな、ということでした。
そこで、その夏が終わって冬に、東京日仏学院(当時)のフランス語クラスに乗り込んで、週1回通うことになります。先生はフランス人、フランス語だけの授業、非常に大変なことで、もう自分だめだなあと思いながらの受講でした。
最終日、ワインを飲みながら、先生と受講生みんなで集まって、フランス語続けてね、とメールを交換し、交流を続けて、情報をいただき、ちょっとは易しいテキスト、優しい先生など、探しながら、フランス語の勉強は続くことになります。
フランス語の勉強は、圧倒的にフランス語圏にいた方が強そうなのですが、大学でやっていた文法が救いになり、奇跡的に一年、二年と勉強は続けられたのでした。日本ではなく海外でやらなければだめではないか?と思う一方、日本でもこんなにフランスあるんだ、とびっくりしてしまうくらい、たくさんの異文化の出会いと、あのフランスの楽しい世界が、日仏学院にあったのでした。友達もでき、フランス映画も紹介してもらい、フランスにすっかり元気づけられて、就職ができなかったコンプレックスもいつしか吹っ飛んでしまいました。父が亡くなった時も、日仏と友達に癒されていました。
③に続きます。